松崎菊也「フドートク主義」宣言

 

            この手口はいつか見た手口


 まつざき・きくや 戯作者 コント集団「ザ・ニュースペーパー」リーダーを経てTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか」のパーソナリティ等ラジオテレビでも活躍。現在は執筆活動のほか政治風刺ライブなどを行なう。日本大学芸術学部卒


 総理の言動を見ていて、何度も既視感に襲われる。

 アメリカ下院議員の下で「米連邦議会立法調査官」として1年半勤務した、という経歴で、そもそも議会の立法調査官などという官職は存在しないと質されると、「私が米連邦議会のコングレッショナル・フェローであったことは事実でございます」と突然聞いたこともない英語を引っ張り出した。「無給の見習い」を英語で言えば自分を大きく見せられると思っている。しかもその下院議員に出した彼氏代筆の履歴書に「軍事の権威だってウソを書かせたの」

 こ、この手口は……、別のトップに君臨するあのお方が、留学時代の友人に「カイロ大主席卒業ってことにしちゃった!」「え? いいの?」「言っちゃったからいいのよ」と同じじゃないか。

 まだまだ男が優位なこの国の政界で女としてのし上がるには、ハトもタカも身も蓋もなく泳ぎ渡り、自分の才能はどんな男よりも勝ると信じて成り上がるためには嘘も本当に変えて当たり前! と他をねめ回す。

 総理「ふん、地方自治体のトップと一緒にしないでちょうだい、私は国のトップなんだから」

 知事「あ~ら私は相手が誰だろうが対等に英語が喋れるわよ。腕にしがみつくなんてザマぁないわね」