松崎菊也「フドートク主義」宣言

 

         連呼型総理に対抗するには   


 まつざき・きくや 戯作者 コント集団「ザ・ニュースペーパー」リーダーを経てTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか」のパーソナリティ等ラジオテレビでも活躍。現在は執筆活動のほか政治風刺ライブなどを行なう。日本大学芸術学部卒


 

  高市早苗の使う言葉は「ひとこと連呼型」と見た。「はたらいて、はたらいて、はたらいてはたらいてはたらいて(で一旦切って、会場をねめ回し)参ります」

 念願の総理になって、力み返った麻生太郎は「国権の最高機関による指名、カシコクもギョメイギョジをいただき、内閣総理大臣に就任いたしました」と言った。ギョメイギョジを辞書で引くと「御名御璽」、天皇の署名と印鑑のことだと知った。じいちゃんの口汚さを引き継いだのに気張ると古臭い。

 「堅忍不抜の精神」だの、脳みそに持ち合わせない言葉を繰り出した短命横綱もいたが、ギョメイギョジと反り返った割には、普段は「低迷」を「テイマイ」と読んだり、村山談話を踏襲するを「フシュウする」と読んだりして短命に終わった。ははあ、字が読めなくても総理大臣はやれるのだな、と分からせた功績は大きい。

 高市早苗の連呼型、「私の公約を何度も何度も丸暗記するぐらい読み込んで、実行いたしましょう」とニヤリと笑う。笑ったくせに公約の中身は師匠の「うちゅくしい国にっぽん」をフシュウ(おっと、もとい)踏襲して「強くて豊かな国にっぽん」。そんな公約がどこにある?

 一方の野党代表は「才能ある同志の議席を奪い万死に値する」やっぱ古臭い。

 新代表、チュウドウカイカクもよいが分かりやすさを求めたい。