松崎菊也「フドートク主義」宣言
「ほっかぶり解散」
まつざき・きくや 戯作者 コント集団「ザ・ニュースペーパー」リーダーを経てTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか」のパーソナリティ等ラジオテレビでも活躍。現在は執筆活動のほか政治風刺ライブなどを行なう。日本大学芸術学部卒
40年以上前のこと。東京渋谷にあったライブハウス「ジアンジアン」で私らが定期上演していた風刺ライブ「ザ・ニュースペーパー」。相撲の桟敷最前列を「砂かぶり」と呼ぶが、ライブの最前列は演者の唾をまともに受けるので、私らは「唾かぶり」と呼んだ。高市早苗はその「唾かぶり」に毎回木戸銭を払い、身を乗り出して与党を笑い飛ばす私らのコントに爆笑した。それが今や、与党を批判するメディアを脅し、力による中国の現状変更には反対するのに、トランプがやれば黙認。伊勢神宮で安倍晋三の遺影を胸に抱いて参拝するが、カメラマンがいなくなりゃパタンと畳んで秘書に渡す。あの頃の爆笑は作り笑いに変わった。その違いが分からぬネトウヨに支持されて解散したのだ。
解散は総理大臣の「専権事項」と言われている。しかし、憲法のどこにも「総理の解散権」を謳っている条文は無い。7条では「内閣の助言と承認による解散権」は天皇にある。69条には、「衆議院が内閣不信任を決議した時、内閣は辞職するか衆議院解散ができる」とある。今衆議院は早急な予算審議の直前で不信任決議など出してない。解散理由をあじゃくじゃ並べ立てたが、要するに「今なら勝てる」が理由で解散したのだ。ダメだろ! 憲法を勝手に解釈した理由を説明せい。昔砂かぶり、今ほっかぶりはもう通らんぞ!