編集委員の「一語一笑」


 区内小学校の統廃合によって私鉄路線の踏切を渡って通学する児童が増えた。学区内の踏切は三か所あるため、警備会社やボランティア(ほとんどシニア)で朝の登校時間に見守りをしている。朝のラッシュ時に電車の遅延が重なると30分くらい「開かず」となってしまう。歩道橋ができるらしいが完成までに何年かかるのかな?(京)

 

 米騒動もだいぶ落ち着いてきたようだ。7月初めに購入した千葉県産の粒すけは5キロで税込3769円だった。お手頃価格かと思ったが友人宅でごちそうになった22年度産の古古米は2000円、炊き上がりは見た目も味も普通で美味しくいただけた。古米と聞かされても「ウソー、全然気がつかなかった」が正直な感想。是非一度お試しあれ!(百)

 

 「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか」。アインシュタインが国連から依頼されて、心理学者・フロイトに問いかけたテーマだ。そこで交わされた議論は現代世界が乗り上げている暗礁(国連や法の支配も、担保するのは「力」だ、という論理)と同じ地点で一旦行き詰る。2人の巨人が全力で取り組んだ議論から100年近く、一人の小人は思い惑う。(B)

 

 戦後80年、乙巳の歳、社会の大きな地殻変動を予想していたが、参院選で想像以上の変化が。「◯◯ファースト」などキャッチフレーズの危うさと曖昧さが混じり、真の政策論争には程遠い。が、変化を求める国民のエネルギーはその次元を超えて凄まじい。気づけば周囲の30代〜50代に政治参加の波が広がり「参政」に賛成。今後波乱に満ちた政局になりそうだ。(亀)

 

 私は四季により晩酌の酒を変えている。春と秋は赤ワイン、夏は甲種焼酎のウーロン茶割、冬は乙種焼酎、米、麦、芋、蕎麦のお湯割り。ワインは3リットルの箱もの、500㏄のデカンタに入れ替え飲む。焼酎は25度、300㏄の瓶に入れる。自分への戒めのためである 。(0)

 

 参院選で与野党が「物価高対策」に掲げた消費税減税と現金給付は、当面CPI(消費物価指数)を下げても効果は一度きり。持続的なインフレ抑制にはつながらない。大規模な財政出動はインフレ率を押し上げ、1年も経てばCPIの押し下げ効果はなくなる。国債利回りも上昇し、円安も進む。経済政策にはトレードオフがつきもの。(か)

 

 クラブの仲間が、全日本社会人アーチェリー大会に出場、応援で夢の島へ。50歳以上の部門で、60m先の的を72射する予選、8人が決勝へ。杉並の初心者講習会からスタートし、試合を楽しむ選手になり予選2位通過、翌日の決勝マッチ戦は激戦の末4位に。猛暑の中、2日連続の応援は楽しんだが、翌日から暫くグッタリ。(も)

 

 友人がガンで亡くなった。以前月1回発行の生協新聞料理欄を彼女とあと3人で担当。みんなで季節の献立を考え、後日集まって料理を作り、器を持ち寄って写真撮影。室内の写真は難しくライトや白い紙を準備したり、最後には料理を屋外で撮影したり…。イラストやほのぼのポエムまで載せて校正。その後の試食とおしゃべりが楽しかった。(こ)

 

 私たちは悪い夢を見ているのだろうか。反社国賊カルトの痔眠党が凋落したと思ったらそれを上回る差別主義者の集合政党が参議院で14もの議席を獲得した。東京選挙区では選挙期間中に「日本も核武装すべき」と発言した同党の女性候補が2番目で当選。これが民意だからで済まされるでしょうか。済まされてはいけませんよね?(駿)

 

 選挙公報。あまり読んだことがなかったが、今回の参院選のそれを読んでみた。いろいろな考えの人が立候補しているのに驚いた。その中でも目立ったのが、社会的弱者を叩く候補者や政党が多いことだった。選挙結果がどうかは別として、弱者を叩くメッセージが「選挙公報」に載る世の中。弱者の一人としては怖い!(M)

 

1985年8月12日の大事故から40年、長年真相を追及してきた元同社CA 青山透子著「日航123便墜落事件四十年の真実」が730日発行。結論として、同機は巧妙に計画された自衛隊のミサイル発射訓練の標的とされて撃墜され、証拠も隠滅された。しかしいまだ非開示のボイスレコーダ(空白部)にその証拠があると。(ま)