編集委員の「一語一笑」


 BSで20年30年前のドラマを見ていてよく知っている俳優の名前がすぐ出てこない。眼鏡をどこに置いたかわからず探しまわる・・・などなど。脳の働きが悪くなっているのだろう。機械ものが古くなると部品の金属疲労で調子が悪くなるのと同じ。脳も部品を取り換えたらいいんだろうがそうもいかない。今の部品と付き合うしかない。(M)

 

 火野正平が亡くなって1年が経った。13年近くNHKBSの「こころ旅」で日本中を視聴者の手紙と、自転車の旅をしていた。大好きな番組であった。女優の田中美佐子が後を引き継いだ。春に続き秋の旅をしている。本人はプレッシャーを感じているが、私は支持する。空を指さし「行ってってきまーす」とスタートする。正平へのあいさつだ。(O)

 

 真山民氏の「現代損保考」『木造高層ビル』から連想するのが、織田信長による安土城。本能寺の変とともに幻と消えたが、木造七層(階)は近代建築の嚆矢。飛騨・木曾で採取した選りすぐりの桧による堅牢な木組み建築の指図書から伺えるその技術力の高さに現代の建築家たちも驚嘆する。木は人への親和性が豊かで不思議な安心感を与えてくれる。(B)

 

 先日散歩がてら吉祥寺まで会社の先輩(88歳)出品の版画展に行ったがすばらしい作品群だった。老後に様々な趣味を持つ人がいるが絵を描いたり楽器の演奏ができる方はうらやましい。振り返って自分には何があるかと考えたが、読書やら酒飲みは趣味といえない。ゴルフもテニスもできない。鬼平犯科帳の盗賊名一覧表でも作るか。(ま)

 

 12月12日から16日頃は七十二候の「熊蟄穴」(くまあなにちつす)、熊が冬眠を始める時季。鈴木牧之の『北越雪譜』に「熊は猛くして義を知る。田園を荒らさず、稀に荒らすは食の尽きたる時」とある。木の実や樹皮を十分食べられず、冬眠も教えられていない熊は冬でも人里に現れるかも。(か)

 

 友人と久しぶりに電話で話した。彼女は目が悪くなり視覚障害5級の認定に。外出の付き添いを頼めるので短歌の会とかにも付き添ってもらって配られたプリントも読んでもらうから助かるそうで、家では一人なので「アレクサ」に頼っているとか。「ただいま」と言うと「おかえり」と。タイマーや好きな音楽やテレビやお風呂に利用。使いこなしていてすごい!こ)

 

 この1年間取り組んできたテーマ「大地の再生」活動。気圏、地圏、水圏それぞれの脈循環を正し、地球本来の渦の流れを取り戻すこと。地震や豪雨などによる災害、異常気象もすべて理由があって生じるもの。環境再生医の矢野智徳さんのもとで学び、活動してきたことが、深い確信になりつつある。貴重なドキュメンタリー映画「杜人」をぜひお勧めしたい。(亀)

 

 「重伝建の街並みを歩く」ツアーに参加。企画ガイドとのご縁で、重伝建とは何かも知らず、行先は東御市海野宿・千曲市稲荷山・長野市戸隠。メンバーはシニアが多いが、現地ガイドの案内で一日2〜3時間歩く。重伝建とは、文化庁が選定する重要伝統的建物群保存地区の事で、歴史的集落や街並みを保存し活用する制度と知る。(も)

 

 映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』を観た。登山家田部井淳子さんを描いた作品で、私が好きな女優、吉永小百合、のん、天海祐希が出ている。いま仕事でご一緒している全盲のマッサージの先生が田部井さんと山に登ったことがあるというので、どんな方か聞いてみたら「とにかく明るい人でした」と。映画を見て納得。(駿)

 

 尼僧さんに伴われ比叡山に宿泊。写経、座禅、根本中堂の朝の勤行にも参加してきた。勉強不足で延暦寺とは比叡山の100を超える堂塔の総称で、延暦寺という堂はないことを初めて知った。杉木立の中に点在する堂を巡り、聖域に立ち入る際は香で身体を清め、心を静めてから般若心経をお唱えした。写経が縁で貴重な体験ができたことに感謝。(百)

 

 信州リンゴ農家の従兄宅に墓参り。従兄の妻は昨年リンゴ作業中に脚立から落ちて首の骨を折る大怪我で働けない身体。息子が脱サラして跡を継ぎ奮闘の日々を過ごしている。その息子は若いころにバイク事故で首の骨を折る大怪我。親子揃って首の骨を折 り、親子揃って佐久総合病院で一命を取り留めて貰って今日がある。(京)