編集委員の「一語一笑」


 フジテレビの次期トップにSBIの北尾氏を、という話。そこで働く人に対する人権侵害が問題になった組織風土を変えるのが急務の企業のトップに、なぜ?北尾氏のイメージは強面の独裁者。SBⅠは、「誰もが誰にでも言いたいことを言える」組織風土なのか。第三者委員会に調べてもらって、「そうだ」というのなら北尾氏でもいいが。(M)

 

 大相撲の本場所を初めて観戦した。2階の席だったが行司の声や力士のぶつかる音がはっきり聞こえ迫力満点。満員御礼とのことだが目立ったのは外国人の団体。旗を持ったガイドの後をお行儀よくぞろぞろ歩いていた。推しの力士の応援タオルを購入。これが今治タオルで一枚1500円、コスパ高し!(駿)

 

 2月上旬から4月中旬まで、一時帰国の姪が居候し、高齢の2人暮らしに多少の波乱。昨年春に3年の予定で渡仏し、在宅ワークで仕事を続けている。帰国中は一年ぶりの出社もあり、仕事終わりの友人と連日外食しては遅い帰宅。活動時間が違うので少し疲れたが、出国後はロス状態に。この頃やっと日常が戻ってきた。(も)

 

 毎年この季節は群馬県の友人農家の種蒔き、田植え作業の手伝いに行く。江戸時代から代々受け継いできた農家だが、現在は会社勤務。週末のみ農作業。百姓の苦労は当事者にしかわからない。まして農水相などに分かるわけはない。いつも有り余るコメを貰っているのだから。権力の本質をまざまざと浮き彫りにした歴史的妄言。(亀)

 

 米の値上がりが止まらない。新米が出回れば落ち着くだろうと言われていたがそんな気配もなく、備蓄米の放出後も高値が続いている。スーパーでは品薄は解消されたが一家族一袋の制限もある。その最中に農相の「コメは買ったことがない、売るほどある」発言が非難をあびるのは当然だ。令和の米騒動はいつになったら終息するのだろう。(百)

 

 いま寄席芸人で、独演会でチケットが取れないのが立川流の談春、志の輔、志らく。春風亭一之輔、講談の神田伯山。亡くなった柳家小三治もそうだった、九州、北海道でも、交通費、宿代もものともしない追っかけがいる。私は東京の寄席に行くくらいであった。寄席は予約なし、早いもの順(O)

 

 「博士の愛した数式」などで知られる作家の小川洋子さんは素数の11という数字が好きという。村山実投手の背番号でもあるし、とも。村山投手とともに阪神を支え、先日他界した小山投手の47も素数。そういえば大谷選手の17も、永久欠番を復活させた監督・長島の3も素数だ。名選手=素数論?いえタマタマでしょ。(B)

 

 大腸内視鏡検査をし、ポリープを2個切除、その他異常なし。ただ小麦アレルギーの疑いがあるので止めてみましょうと。うどんが好きでよく食べるし、パン、パスタ、素麺…も。その2~3日後友人と中華を食べに行き、タンメンと餃子を注文。来てから小麦だらけと気づいた。お米も高いし脱小麦はかなりハードルが高い。(こ)

 

 グレート・ギャッピー・カーブ、2012年、米大統領経済諮問委員会委員長のアラン・クルーガーが唱えた。横軸に貧富の大きさを表すジニ係数、縦軸に親子の所得の連動性を表す数値をとり、カーブのが右上の国の貧困家庭の子が金持ちになることが難しいことを表わしている。日本は米欧各国に次いで右上に位置している。(か)

 

 何年も切れたままになっていたキッチンの蛍光灯を修理交換、ついでに三か所の電球も交換。我慢できる程度の故障だからと放っておいたが、おかげで明るい毎日になった。気軽に下見にきてくれていろいろとアドバイスもしてくれる親切な街の電気屋さん。まるで沢田研二主演の映画「幸せのスイッチ」のような電気屋さんがまだあった。(京)