編集委員の「一語一笑」


 能登半島大地震の被災者に心からお見舞申し上げる。喪失、倒壊、停電、断水、長引く避難生活の厳しさに言葉もない。明日は我が身だ。しかし都心南部直下大地震(M7.3)の損害(2013年内閣府想定)は、犠牲者2万3千人、建物全壊・焼失61万棟、経済損失95兆円(国家予算並)と桁違い。どうする。(ま)

 

 政治とカネの問題。派閥解消で幕引きは許せない。まずはカネの出入りの透明化だが、国会議員には歳費2200万円、文書交通費1200万円が支給される。政党交付金(330億円)もある。政治活動はこれらの範囲内でやるべきだ。政治にはカネがかかるという常識を見直せ。秘書が何人もとか事務所がいくつもというのは何かが狂っている。(M)

 

 フランスでベストセラーになった遺伝学者アレクサンドラ・アンリオン=コードの「コロナワクチンその不都合な真実」を読みコロナワクチンを一度も接種しなかった自分の判断が正しかったことを確信した。一言で言えばウイルスよりmRNAワクチンの方が危険ということ。病気で死ぬのは寿命、でも怪しげな薬で死ぬのは犬死でしかない。(駿)

 

 バレンタインデーで思い出すことがあります。社内便で届けられたチョコのことです。コピー印刷された手紙が添えてありました。そして今年のお正月。その女性から何十年ぶりの年賀状をいただきました。その賀状は大量印刷の一枚ではなく、手書きの達筆で、丁寧なごあいさつ文がしたためてありました。(B)

 

 年始早々、義母の3回忌の会席で急に胃腸炎でダウン。自覚はなかったものの微熱があり、風邪だったのかも。年末に上京以来お世話になった叔父を見送り、大掃除もおせちも新年会もそこそこにしたつもりだったが、疲れが溜まったらしい。2、3日絶食して休養し回復、ただ今慣らし運転中。(も)

 

 年明けに白内障の手術を受けた。いくら老化現象の一つとはいえ目だけに怖さがあったがあっけなく終わった。確かに世界が明るくクッキリ見える。ただ翌日の診察時に周りを見ると、車椅子の人、杖をついた人、付き添いの服をつかんで歩いている人、といかにも老人とおぼしき人ばかり。改めて自身の老化を自覚することになった。(百)

 

 「除名は対話の拒否。排除の論理ではなく包摂の論理を」党大会で神奈川県議団長の訴えに「『除名処分は問題』という姿勢に根本的な問題」「党員としての主体性と誠実さを欠く発言」と田村智子共産党新委員長はバッサリ。経済政策にはITやAIについて言及もなく「大丈夫か?共産党」と思ってしまう。(か)

 

 正月早々の能登地震。通常は早急に立ち上げられる損害調査の拠点が、休日出勤して準備したにもかかわらず、余震が激しく石川県で決まったのは1週間後だったとか。全国からの応援で、被災地に行く人も大変だけど地元に残っている人も大きな負担がかかる。いろいろな災害が頻発している現在、まずは損調要員を増すことが必要。(こ)

 

 家から15分ほどの妙正寺公園、広さは14400㎡、池あり広場あり遊具あり林あり、午前中は保育園児が色変わりの日除け付き帽子をかぶって、何組もやってくる。それぞれすみわけをしている。午後は、子供連れの親子がやってくる。アシストママチャリがずらっと並ぶ。ベンチで人間観察。(O)

 

 能登半島はまさに今日まで自分を育んでくれた第二の故郷。言葉にならない絶望感、悲しみに覆われている。現実を受け止めきれない自分がいる。30年近くの間「ツールドのと400」で毎年走り続ける各地の道路の崩壊、輪島の常宿近辺の広大な焼失、そして犠牲になった方々、長く続く極寒の避難所暮らし。我が心はいつも能登の人々とともにある。(亀)

 

 テレビで90歳の黒柳徹子さんが子供のころ習っていたピアノを再開したいと言っていた。それに刺激されて中断していた老後の趣味フルートを再開することに。手頃な教室を探して初レッスンを受けた。しかし中断している間にレッスン方法もデジタル化が進み、運指表も楽譜もiPadになっていて戸惑うばかり。今年の目標は、「徹子さんに負けるな!」(京)