編集委員の「一語一笑」


 アナウンサーが言う「ですね」が気に入らない。今日はですね、やはりですね、ですからですねなどという。こんな日本語はない。これを避けるには、今日は、やはり、ですからのあと一呼吸飲み込めばいい。心「より」お詫び申し上げますも間違いだ。「より」は比較級だ。心「から」お詫び申し上げます でなくてはならない。(ま)

 

 「では地獄とはどういうところですか」「地獄とは冷たく無慈悲な落とし穴で、そこには病院から来た悪魔たちと、保険会社が集まり、医療を必要とする人々を苦しめています」(サラ・パレッキー著『コールド・リバー』早川書房。)アメリカあたりじゃ、保険会社を地獄からの使者とみなしている人たちも多いようで…。(B)

 

 ドイツは前の大戦の反省に真剣向き合ってきた、それに引き換え日本は、という論調があったが、イスラエルのガザジェノサイドのドイツの姿勢をみていると、それは神話だったと思う。ドイツは、コソボ、イラク、アフガニスタン と参戦してきた。戦争をする国なのだ。徴兵制も復活するという。(O)

 

 政治資金規正法問題。自民党の連中は、「バレちゃったか」とだけしか受け止めていないようだ。変更案を自民党に作らせたって抜け道を守るだけ。反省していない暴力団員に暴力団対策法を作らせるのと同じ。公金や他人の金を使うときは1円でも領収書を添付するのが常識。政治の世界に世の中の常識を・・・。(M)

 

 19年前、テレビ東京「元祖!大食い王決定戦」に予選を勝ち抜いた20歳の曽根菜津子が出てきた。初出場ながら6位と健闘、翌年「新爆食女王決定戦」で優勝し一躍大食い界のヒロインに。そうギャル曽根だ。今は母となり調理師免許を取って料理も作れる大食いタレントとして活躍中。永遠のギャル、応援してるぜ!(駿)

 

 冬物の洗濯時、長年愛用の手編みセーターとベストの擦り切れが進み、処分するか迷ったが、良い部分だけで再生することに。解いて洗って毛糸玉にするコツコツ作業、床を毛綿だらけにして連休明けにやっと完成。約50年前の毛糸を2種合わせて新しいベストが一着、暫くは着られる事になり嬉しい。(も)

 

 連休中に夏野菜の苗を植えた。ミニトマトは毎年そこそこの収穫があるがキュウリはうまく育ったためしがない。そこで今年は場所を換え培養土を足して、しっかり床作りから始めた。その甲斐あってか、ついでに蒔いたスナップえんどうや小松菜もしっかり芽が出て順調だ。これなら元手も回収できるかと日々眺めては楽しんでいる。(百)

 

 近くの小学校の校長と副校長が女性であることを知った。2021年度の全国公立小学校校長の中で女性は22%、副校長は32%であることから揃って女性というのは素晴らしい。小学校教員だった従姉の娘が小学校副校長になったが、無理せず働き続けてほしいと願っている。副校長になるためにすでに無理しているかもしれないが・・・・。(京)

 

 30年ほど使っていた洗濯機が突然動かなくなった。過労死?老衰かな?今の機械の寿命は7~8年とか。技術が進歩しているのに機械の寿命がずいぶん短くなっている。様々な機能を追加して販売価格を引き上げその上寿命を短くしている?基本だけのシンプルな物を選んだがそれでも消費税、修理サービス、回収処理代等で表示価格の1.5倍に。(こ)

 

 定年後通った大学の最も有名な教授折口信夫の代表作『死者の書』を卒業して14年後に読んだ。謀反の疑いで死罪となった天武天皇の皇子大津皇子の悲劇と一夜のうちに蓮糸で当麻曼荼羅を織り上げた中将姫の伝説を題材にした宗教性・幻想性を帯びた作品。折口の『古代研究』も読んでみたい。(か)

 

 日本将棋連盟創立100周年の今年、将棋界が熱い。新将棋会館建設のクラウドファウンディングに自らも何度か寄付した。藤井聡太八冠に対抗しようという同年代以下の台頭も著しい。一人絶対王者の時代も、必ずしも長くは続かないか。日本の長い歴史の中で育まれた日本将棋の魅力を将来世代にも受け継いでいきたい。(亀)