川井太郎の麻雀日誌  

      かわい・たろう (元麻雀宇宙王・川井吉太郎氏の門下生)


               7万ポンする?

 南1局の北家。12順目。ここまで1万点の浮きでトップ目。ドラはナシだが中を一鳴きしイーソーをチー、聴牌のところへ、親と南家からたてつづけにリーチが来てしまった。ここで西家も7万打のリーチ。さて、どうする北家、である。

     7万ポンの4万打と勝負に出る。4万は西家に絶対安全というわけではないが親と南家の現物である上、西家も1万を河に打ち出していて裏筋だ。まずは大丈夫とみる。上がり点は1,000点だが、リーチ棒3本を加えれば4,000点の収入だ。3人リーチに割って入って断固闘う。麻雀に弱気は禁物である。

     4万1枚、7万2枚と3枚の安全牌を確保できた。それを頼りに、この局は守備に切り替えてトップ目を大切にする。1,000点の安手で争いに割り込む必要はさらさらない。

あなたはどちらを採用されるだろうか。⓶を選ぶ打ち手が多数派かもしれないが①が間違っているわけでもない。5・8ソーの所在や残り枚数の判断もあるが、基本的には打ち手の「基本フォーム」とか「基本スタンス」の問題だろう。①を採用する場合、覚悟が前提になることは当然で、他家に放銃してから悔むべからず、である。まして、7万を安全牌として使う方法など考えもしなかった、のであれば、その硬直姿勢は問われなければならない。


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(囲碁)  九段 石榑 郁郎

 

 黒先 (ヒント)

アタリを打つまでの手順が大切です。

7分で2、3段以上

 

 

 


 

 

(詰将棋)  九段 西村一義

 

中級クラス 

(ヒント)

桂の活用がポイントです。(10分で初段)

    

持駒 金