「職場九条の会」を結成  損保など産業人・OB

 


 

 戦争への道に日本が突き進むことを何としても止めようと、海運や商社、保険などの職域ごとにつくる「九条の会」がこのほど、「職場九条の会共同行動実行委員会」を結成した。4月3日に国会内で会見を開き、結成の趣旨や今後の取り組みへの抱負を語った。

 同実行委は、海運、外銀、銀行、出版、出版流通、商社、生保、損保、東京労金などの退職者や現役社員でつくる「9条の会」で構成する。1月から交流会を重ね、街頭宣伝など共同行動の枠組みとして実行委の結成を決めたという。

 海運九条の会の上原磐一さんは「世界の海を行き来する海運業は平和でなければ、直接的な危険にさらされる可能性がある。(戦火の中で働かざるを得ない危険が)すぐ後ろに迫っている」と、政府が昨年末に閣議決定した安保関連3文書改定の撤回を求めた。(連合通信)

〈写真〉会見のようす。発言しているのは「損保9条の会」佐藤秀光事務局長