編集委員の「一語一笑」


 8月15日。家族ライン上のやりとり。長男の連れ合いの体調を心配した次男のメッセージに長男が「ご心配かけて…でも、もはや産後ではない」。それに対して私が余計な反応。「もはや戦前の気配。いつまでも戦後、が望ましい」。牽強付会、我田引水。むりやり話こじつけようとするからオヤジは嫌われるのであります。(B)

 

 アベ銃撃後の数日、「ある宗教団体」としか報道がなかった。自民と統一教会がズブズブなのは当時から警察もよくわかっていた。そして警察と自民はズブズブ。警察が隠したのはわかる。海外メディアでは名前が出ていたというのに日本ではなぜ隠されたのか。いまだにこのことに触れない。何かあったのか劇場。メディアもズブズブ?(M)

 

 宗教は心の自由であり、大日本帝国憲法でも「安寧秩序を妨げず及臣民たるの義務に背かざる限において信教の自由を有す」と「宗教の自由」は認められていたが、神道国教化(現人神天皇)との矛盾に政府は「神社は宗教にあらず」と苦しい説明をして破綻した。統一教会はカルトで、そも金をたかり政治参入するのは宗教でない。(ま)

 

 旧統一教会に汚染されている内閣メンバー、知らなかったなどと弁解。以前芸人が反社のパーティーに参加したり一緒に写真を撮ったりで活動停止になったことがある。プロダクションを通さない闇営業が問題とされたのだが、当たり前としても潔よかった。それに比べて自民党は芸能プロダクションより、議員は芸人より常識がない?(こ)

 

 NHK「欲望の資本主義」、1%の富裕層にとっては優遇された社会主義社会、99%は自助を迫られ過酷な競争社会の資本主義社会、に生きている。人新世の斎藤浩平氏は、4月から東大准教授に、久しぶりのマル経。東大は他大学卒の小森陽一、姜尚中と、幅広く人材を迎えている。木村草太は戻れるか。(O)

 

 駅前にある区の公会堂で落語会があり、幸運にもチケットを入手。暑い日だったが歩いて行ける所で大笑いし、良い夏休みになった。会場が広いのは少し難だが、小朝「扇の的」花緑「目黒の秋刀魚」文珍「デンナン」の豪華プログラムで聴きごたえ充分。どの師匠もまくらでの世情風刺が絶妙で、ライブの良さを堪能した。(も)

 

 食品、光熱・水道の料金と並んで建築費も急騰。6月の国内企業物価指数は木材が対前年比は43%、鉄鋼が27%も上昇。小さな工務店を経営している甥っ子が「資材が入ってこない」と嘆いている。不景気とコロナ禍での売上げの落ち込み、商品と原材料の確保、人手不足に後継者難、地元の商店街でも店をたたむところが増えている。(か)   

 

 釣り好きの弟がすぐ食べられる状態でタコを持ってきてくれた。タコは下処理が面倒で、何度も水洗いや塩揉みをしないとなかなか滑りがとれない。去年入り江の潮溜まりで格闘の末捕獲した際は口に入るまで生臭くて大変な思いをした。それでも、今年もと意気込んでみたがあえなく挫折。2匹目のどじょう(タコ)はいなかった。(百) 

 

 5〜11歳の子どもにワクチン接種努力義務を課すとは亡国の道、狂気の沙汰。既に多くの子どもたちが犠牲になり後遺症に苦しんでいる事実を政府は直視せよ。いまだ続けるPCR検査、マスク着用、連日のテレビ報道も根は同じ。全国有志医師の会が8月中旬に発したワクチン中止等を求める緊急声明は重い。ここに希望を見い出す。(亀)