編集委員の「一語一笑」


 1,000兆円の借金大国、財政は破綻状態、成長無策(アベノミクス失敗)、虚偽答弁、公私混同、公文書改竄、拉致問題は8年無為、金だけ取られた北方領土。集団的自衛権・秘密保護法と戦争準備だけは万端。それが朝に紅顔夕べに白骨、凶弾に倒れたら一転、英雄礼賛・世界の安倍そして旭日大綬章頸飾、国葬である。before after何ということでしょう。(ま)

 

 「国葬ではなく、(旧)統一協会との合同葬がふさわしい」という意見に、思わず膝を叩いた。「#自民党って統一協会だったんだな」。こんなハッシュタグがツイッターでトレンド入り。たった一晩で24万超のツイートに。ネット上では《ものすごい勢い》と騒然。忘却とは忘れ去ることなり。馬脚とはあらわれるものなり。(B)

 

 当選した山谷えり子(元国家公安委員長・東京選挙区)、井上義行(安倍の元秘書官・比例区)はほぼ公然の統一協会公認候補。統一協会の政治部門勝共連合の日本での組織化は岸信介、笹川良一、そして社長・会長として長く電通を支配した成田豊らの仕業。統一協会の名前が参院選が終わるまで隠されていたのは、警察・新聞・テレビの忖度?(M)

 

 杏の里のジャム&シロップ体験教室が3年ぶりに再開。地元の先生達にお会いし、お世話になった義母の報告とお礼を伝えたかったが、メンバーが大幅に若返り敵わず。2年も休むと、高齢者にはコロナと高温の調理場は厳しいと。この地域に入ると、何処もかしこも杏だらけで、お輿入れの際に苗木を持参したお姫様は、今の姿に何と言うだろう。(も)

 

 今年は森鴎外の生誕160年・没後100年。鴎外の旧居・観潮楼跡の記念館では「鴎外百年の森へ」のイベントを開催中。最近、代表作『澁江抽斎』を推敲した自筆原稿が見つかったとか。記念出版『鴎外追想』も刊行されている。この際、未読の史伝『伊沢蘭軒』『北条霞亭』も読んでみたい。(か)

 

 「ワクチンを打った人はコロナにも他の病気にも罹りやすかった」。ようやく某週刊誌が本質を突く記事を取り上げてくれた。世界中で甚大な被害が発生した後とはいえ、いまからでも遅くはない。事実に目覚め、余計な不安、恐怖を除いていくことが真の免疫力ではないか。これ以上の接種は有害無益。(亀)

 

 原田マハ著「暗幕のゲルニカ」 アメリカ同時多発テロ後のニューヨーク、イラク攻撃の記者会見では後ろのゲルニカに暗幕が。アートの力で平和を訴えようと奮闘するキュレーター八神瑤子と、1937年パリで「ゲルニカ」を制作するパブロ・ピカソに寄り添う女性写真家の視点が交錯。平和を願ってきたのに戦争の悲惨な状況は続いている。(こ)

 

 auの電波障害を知ったのは旅先の朝食時だった。事前に下調べはしたものの観光施設の検索やナビ情報、あげくに電話も使えない状況に唖然。遊びはまだしも仕事や待ち合わせで困った人も多かったと思う。復旧したと言いながら正常に戻るまで数日かかった。その間の通信料は差し引かれて当然と思うが...さて?(百) 

 

  「朝日」を昔は購読していた。「朝日」の劣化がSNS上でも取りざたされているが、今に始まった事ではない。50年以上前学生の頃は、朝日、毎日、読売等「商業新聞」を「ブル新」(ブルジョワ新聞)と呼んで馬鹿にしていた。アベ国葬への「川柳欄」が話題になったが、「朝日」は腰砕けに。現在の発行部数450万部。(0)