川井太郎の麻雀日誌  四暗刻タンキ聴牌が二度


 その日は、四暗刻タンキ聴牌が2度出来た。稀有なことである。最初は親で上図。三暗刻で3・6万聴牌のところへ12巡目に9ピンが暗刻になった。対面の西家からリーチが来ているが、その西家は1・2・7・8万を切り出していて4万も5万も後筋。選択したのは4万打の5万タンキ。だが、これが裏目。直後にリーチ者が4万をツモ切った。結局流局となったが、なぜか再び四暗刻タンキ聴牌が出来そうな予感がしたものである。

 

 そして最終局の南家。12巡目に3・4ソーのツモ上がり四暗刻聴牌になった。しかし15巡目に引いてきたのが初牌の南(ドラ)。すでに親を含む2者が仕掛けていて両者聴牌間違いなしという状況。ここで打はあまりにも乱暴、というわけで3ソー打と聴牌を崩した。すると次のツモが4ソー。3ソー連打で四暗刻の南タンキ聴牌になった。(下図)。

 そしてハイテイツモが回ってくる……ここで南を引き上げれば出来すぎだが、さすがに現実はそう甘くなかった。開かれた聴牌者の牌から、南はロン牌ではなかったことも判明。でも「あそこで南打なら四暗刻ツモだった」と言うのは禁句だろう。


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(囲碁)九段 佐藤昌晴

 

 黒先白死 

  

 

(ヒント) 初手が急所の手筋です。

5分で上級者

 


 

 

(詰将棋)  九段 西村一義

 

 中級クラス

 

 「ヒント」 3手目にうまい銀の活用あり。

   (10分で2段)

  

 

       持駒 銀銀