編集委員の「一語一笑」


 最近の世論調査の傾向には危惧を覚えていたが、そういう中で注目させられたのが「敵基地攻撃能力を認めるか否か」の問いに男女でくっきり回答傾向が分かれていたこと。すなわち女性はダブルスコアで「NO」が多数だった。やはり戦争は女の顔をしていない。原始も現在も女性はやはり太陽だった。(B)

 

 ロシアによる国際法無視・謀略のウクライナ侵略戦争は一向に収まらず無差別攻撃に。第三次大戦を避けての経済制裁、世界的反戦・抗議の広がりも、常任理事国の核の脅し・暴力は想定なく国連も無力。難民が300万人以上。軍の反乱かプーチンの自滅まで終わらないのか。世界中に絶望的な無力感が蔓延。(ま)

 

 プーチンは、「ロシアは世界で最も強力な核保有国の一つ」と宣言して侵攻を開始した。核保有は戦争抑止には効果はなく戦争を誘引するということの証明だ。核時代の戦争に勝ち負けはない。「プーチンけしからん。ウクライナがんばれ」とわめいてばかりいないで、核ボタンを押させないで争いを収めさせる方法を冷静に論じるべきだ。(M)

 

 メディアは連日のようにウクライナ情勢やプーチン政権を報じるが、何がどこまで本当なのか。映像も含め、報道内容に多々疑問を感じる。捏造、やらせはないのか。また、国政に関して報じるべき切実な問題を覆い隠していないか。メディアが戦争を引き起こすことは、過去幾多の戦争の重要な教訓であったではないか。(亀)

 

 3月で管理組合の理事長を退任した。戸数が少ないので2回目。今日本中のマンションで問題になっているのが修繕積立金。マンションは10数年ごとに大規模修繕が義務付けられている。莫大な費用が掛かる、タワーマンションは大変。積立金の増額(約2倍)が決まり理事長としてホッとしています。(0)

 

 3メガバンクの3月期最終利益は総額3兆円超の見通し、大手3商社は最高益を大幅更新、海運大手3社も過去最高益を確保と予想。コロナ渦で大企業だけが大儲け。米富豪たちは「私たちに税金を」とかっこよく言っているけど(日本では言ってもないけど)、働く人たちに相応の賃金を払えばいいだけでは?(こ)

 

 札幌に引越した友人から、一番桜は咲いたかとのメール。近所のお寺にある桜で、毎年一番早く咲く。時期になると何度も立ち寄り見上げて、まだかなと話題にしていた。今年は例年より遅く、3月中旬に開花。多くの人が足を止め「咲きましたね」と言葉を交わす。大雪になった札幌に写真付きメールを送信し、春はここまで来ていると伝えた。(も)

 

 テレビの旅番組に触発されて神保町に行ってみた。御茶ノ水駅前には楽器店、坂を下ると本屋街なのは今も変わらない。今回目指すのはかつて入り浸っていた喫茶店。あいまいな記憶をたどって探り当てたものの、コロナ禍でドアには「休業中」の札が。再チャレンジするまで閉店にならないことを祈ろう。(百)

 

 練馬区長選で3選をめざす前川燿男区長は「国宝重文を展示できる区立美術館の大改築」を掲げている。石原慎太郎都知事の股肱の臣として福祉を切り下げ、東京ガスに天下って豊洲市場の実現させた。「美術館改築」は自身のレジェンドのための税金の無駄づかいと批判を浴びている。(か)