編集委員の「一語一笑」


 近所の蠟梅がいま見頃で、緑色の新芽が出たばかりのガクアジサイも他所ながら楽しみだ。駅前のケヤキがバッサリと幹だけに伐採されたのはムクドリ対策の由だし、黄葉がよかった神社の大銀杏も根元から切られた。なんだかなあ。ハナミズキ、花蘇芳の春が待たれる。(ま)

 

 わが熟年野球チームの元気印選手が急に顔を見せなくなったと思ったら肝臓疾患で急死の報。直近の試合でアウトカウントを間違え外野フライでベースを飛び出し危うく併殺になるところを相手の落球で命拾い、「九死に一生」とおどけていたのだが…幸運の女神とはいいおつきあいが続いてると思っていたが、そう甘くはなかったようだ。(B)

 

 この2月、テレビや新聞は石原慎太郎礼賛で溢れかえってウンザリ。一方、ロシア・中国・朝鮮(南北とも)に関するものは、不信・憎悪・嘲笑が基調のものばかり。慎太郎がマスコミを乗っ取った感あり。新聞各社は戦前、戦争推進の旗振りをしてしまったと反省しているそうだが、再び同じ道を歩んでいるのではないか。心配するのは私だけ?(M)

 

 最近マイナンバーのCMが多い。銀行のマル優やNISA口座はマイナンバーが必須になってから使用中止に。銀行から「マル優枠が2年間使われていない」と。「マイナンバーを提出したくないので使用しない」と答えたら「枠を廃止するためにマイナンバーが必要」と…、訳がわからん。何が何でもマイナンバーを提出させたい?(こ)

 

 いまスーパーに行くとカスタマーがスキャナーにバーコードをかざし精算する。もちろん袋もマイバッグで自分で詰める。レジのオートメ化。レジ係もいらなくなる。効率化と人員整理。カスタマーが経費を肩代わりしているわけだ。支払いもカードや、電子決算。今どきの子供は「おつり」を知らないという。(O)

 

 映画「ワクチン後遺症」の内容は衝撃だ。切々と訴える人たちの一言一句に胸が詰まる。だがこれも氷山の一角のはずだ。不都合な真実を覆い隠し虚構を演出するメディア。多くの良識ある医師の方々が、子ども向け接種に慎重な対応を求める声明を次々と発していることは大きな希望だ。私たち一人一人の気づきが子どもたちの命を守る。(亀)

 

 思いがけないことで、二回続けて観劇した。友人の相棒が体調不良で替わりにと、2、3日前の急なお誘いで久々に街へ。奈良岡朋子さん「ラヴ・レターズ」と日色ともゑさん「レストラン・ドイツ亭」の2本。2人とも大好きな俳優さんで、舞台での若々しさに驚くばかり。終演後の寄り道もなく帰宅したが、リフレッシュ出来て友人に感謝。(も) 

 

 3月末で町会の班長がお役御免になる。コロナ禍で行事や会合は全て中止、会費の集金くらいしか仕事はなかった。そこで今気になるのは町会費の行方だ。昨年度は子供御輿の修理や街路灯のLED化、今年度分は非常時の備えに発電機やトイレの購入に充てるという。さて、次年度の会費徴収は有りや無しや。(百)

 

 コロナによる飲み会の自粛、テレワークで「ちょっと一杯」もなくなり居酒屋は存亡の危機。デリバリーテークアウトが伸びサブスクの普及で店舗での商品購入が減り、デパートのそごう・西武も売却。経済のあり方が根本から変化。自動車も所有する時代でなくなりつつある。(か)