読者投稿欄

     「私も言いたい」


     リニア新幹線 (万澤 武夫)

 

 いままで、リニア新幹線の批評本を2冊読みました。 

 一つは1994年発行の「リニア破滅への超特急」(ストップリニア東京連絡会編)です。 

 この時点で環境破壊・災害時のフェイルセイフと電磁波の問題、エネルギー浪費、交通需要の公共性など問題点を的確に指摘しています。

 

 もう一つは2014年発行の「リニア新幹線 巨大プロジェクトの真実」 (橋山禮治郎著)です。

 利用価値の少ない中間駅、沿線住民のニーズは? 将来の人口減と甘い需要予測。新幹線のネットワークは重要、リニアより在来型新幹線とすべし。

 

 ここにJR東海が2000年頃に発行した「リニアなんでもブック」があります。子供向け(子供だまし)なので、いいことしか紹介されていません。いや、大人でも殆どこれを受け入れてしまうでしょう。このやり方は原発推進と似ていますね。

 


    私らも捨てられた (元代理店 T・H生)

 

 5月号に歌手・弘田三枝子さんの「人形の家」の歌詞についての記事がありました。作詞家・なかにし礼さんが時の政府から受けた「棄民政策」に対する怒りを表したものだ、と。「愛されて、捨てられて…私はあなたに命を預けた…」というフレーズは、男女の愛憎劇を唄ったものではなかった。

 私は、この歌に、私たち損保代理店の運命と心情を重ねました。「会社と代理店は車の両輪」だなんて、おだてながら、私たちが命と契約を預けた会社は、結局は効率化のために、契約だけを取り上げ、私ら代理店の命の方は切り捨ててしまった。まさに「愛されて、捨てられて」です。損保業界における「棄民政策」です。

 

 この話は、青木 理さん著「時代の抵抗者」(河出書房)の中で、なかにしさん自身が語っていると知らされ、早速、読んでみましたが、他にも面白い話がたくさん出てきました。

 たとえば、植木等さん唄う「無責任一代男」です。この作詞は青島幸男さんですが、青島さんは、昭和天皇が戦争責任を取らないから「無責任」が日本全体に蔓延していると憤慨して、詞を書いたと、なかにし礼さんが語っています。植木さんが、その歌を歌うかどうか悩んでいたら、植木さんの親父さん(戦時中に投獄されたこともある筋金入りの反戦僧侶だそう)が、「歌え」と賛成してくれたとか。

 やはり、表現者は反骨でなければ。「損保のなかま」には頑張ってほしい。

 


              

       斎藤貴男氏、「こ」さんに異議あり (加藤 禎助)

 

 8月号を読んで私の意見を少し述べさせてください。オリンピック放送を朝から晩までしていたこと、人事について不明瞭であること、結論としてNHK自民党放送局と(「レジスタンスのすすめ」の斎藤貴男さんが)述べたことに異論があります。オリンピックは世界の祭典です。民放とシェアしながら全競技放送するのが当たり前です。人事についてはよくわかりませんが、立憲の安住さんが厳正中立を目指すと述べていますので、国民は画面を見て判断してくれると思います。

 また、ワクチン接種後に550名が副反応で亡くなったと(「一語一笑」の「こ」さんが書いていますが)事実でしょうか。しっかりしたエビデンスを確認してください。こびナビを見て判断したらいい。「損保のなかま」には私のような読者が大勢いることをご認識ください。

 

 編集委員「こ」より加藤さんへ。

 正しくは「副反応で亡くなったと疑われる」でした。7月25日までに厚労省に寄せられた医療機関からの報告によればワクチン接種後の副反応を疑われる人は20,105人、うち重症者は3338名、死者は670人だそうです。疑いの対象が増え続けているのが心配ですね。