編集委員の「一語一笑」



 コロナ禍収まらず、文語訳旧約聖書を読む。創世記(天地創造、アダムとエバ、ノアの箱舟と洪水)、出エジプト記(イスラエル民族のエクソダス)、ヨシュア記(ダビデとソロモンの栄華)、ヨブ記(正しい人間がなぜ不幸にあうのか)、汝の神エホバの名を妄りに口にすべからず。実に面白い。(ま)

 

 日本学術会議任命問題で6人の著作も読まず、加藤陽子氏以外は名も知らなかったという菅。しかし我々も批判相手の著作や発言を確かめず、波長の合う政治家や識者の意見だけを聞いていないか?ということで最近、『選択の自由』 以外読んでいなかった新自由主義者のフリードマンとハイエクの著書を読み始めた。(か)

 

 多くの恒例とか定例がないまま年が明けた。唯一区内のアーチェリーは続いたが、連絡先記録の持ち帰り保管はドキドキもの。今の所、保管のみで済んでいるが…。今年は、思い付きを含め行動範囲を拡大したいものです。(も)

 

 23歳のプロ棋士・一力遼さんが年末2つ目のタイトルを獲得して囲碁界トップGに躍り出た。一力さんは昨春早稲田大学を卒業し「河北新報」に入社、新聞記者に。一力ならぬ二力、驚きの「二刀流」。どうやら専門性と多様性は打ち消し合わないものらしい。(B)

 

 昨年はコロナ騒ぎで何かと不自由な毎日だった。あらためて何時でも何処へでも行ける日常のありがたみを実感。給付金やGoTo政策で多少の恩恵にはあずかったが、子や孫にそのツケがいくかと思うと素直には喜べない。今年は普段通りの日常が戻ることを願うばかりだ。(百)

 

 米国の新型コロナによる死者は32万を越している。死者のほとんどはホームレス、スラム住人など医療に無縁な人たち。受刑者の手により工場跡地などに積み重なって埋葬されている。トランプの弱者切り捨てのせいだが、自己責任を信奉するトランプ支持者7300万人は、何も感じないだろう(O)

 

 昨年の映画鑑賞は映画館1回だけでもっぱらBSTV。ホームステイで体力落ちた人、逆に毎日散歩で健康になった人、遅まきながら韓国ドラマにはまった人・・・。とにかくお金使わなくなったのは共通の実感!(京)

 

 巨額のコロナ対策費。本当に必要な人に届いているとは思えない。ひとり一律10万円の支給もあの時点では正しかった。「本当に必要な人」を選別する間に息絶える人が出ることが懸念されたからだ。あれからかなり時が経つが、国は「本当に困っている人」を見分け、そこに手をさしのべようとしていない。そしてそのカネのかなりが政権のオトモダチ連中の懐に。(M)

 

 ある職場でコロナのクラスターが発生し業務停止となった。発熱や咳の症状 があるのにマスクもせず出社した社員がいたからだ。災害リスクに一番敏感でなければならない業種なのにマスク着用の指導もせず飲み会まで開くなんて。会社に従業員を守るという気概も 危機感もない。本当に腹立たしい。(雪)

 

 桜、河井夫婦、卵、カジノ…不正が蔓延。その上首相や大臣議員は高級料理店で忘年会。昨年特に多かったわけではなく、今まで覆い隠されていて今その事実が少しずつ明らかになってきたのかも。それなら少し前進しているといってもいいのかな?(こ) 

 

              さざんか 撮影「も」