安田菜津紀さんが講演 「損保9条の会」

                              (記)大石 京子


 損保9条の会は、10月23日、東京都北区「北とぴあ」で、第18回講演会を開催しました。夏に続いてYouTubeで同時配信も行われました。

 

 損保人トークは損保ジャパン(旧大成)OBで広島県呉市出身の村上護さん=右上写真

「核兵器禁止条約署名に取組む私の思い」と題してスピーチをされました。広島への原爆投下による親族や知人を多く失った経験が、核兵器禁止条約署名に取り組んだことにつながっているそうです。思いを綴った手紙を受け取った友人・知人ら120名から457筆が寄せられたと話されました。また、重度障害を持つ娘さんを支えながら保育園づくりや保育運動に取り組んできたことを報告され、「命ある限り、核廃絶、平和を求め続けたい」と結ばれました。

安田菜津紀さん(フォトジャーナリスト)が講演

 フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは「被災地・紛争地の声から考える平和のあり方」と題して講演。

 

 数々の取材の写真を示しながら、今なお続く内戦により多数の死傷者と難民がもたらされている中東シリアの現状を報告。怒りとともに、名古屋出入国在留管理局収容中に死亡したスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさんに対する非人道的な取扱いを告発しました。また、東日本大震災で被災された義理のご両親の経験から被災の生の現状を話され、避難所の人々の生活を10年以上の歴史とともに紹介。「平和のあり方は、戦争・紛争や災害そのものだけでなく、その後も長期に続く人々のいのちと生活の問題までを含めて考える必要があるのでは」と問いかけました。(写真は損保9条の会チラシより)

講演はYouTubeでみることができます。

損保9条の会ホームページから  損保9条の会 (sompo9.org)

 

講演記録は  第18回講演会を開催 – 損保9条の会 (sompo9.org)