Oさんの「my action  report」

              

 今月は多くの「アクション」が取りやめになりました。

 そこで、安仁屋政昭著 大城辰彦監修『近代沖縄の民衆運動』(あけぼの出版1760円)をご紹介することにします。

 


  

 著者の安仁屋政昭氏は1934年生まれ、広島大学史学科を卒業し現在は沖縄国際大学名誉教授。監修の大城辰彦氏は元全損保東京地協書記、現在は治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟沖縄県本部理事。

 

 大城辰彦「監修にあたって」より。「本書をなぜ、この時宜に発行することになったのか。一つには、昨今の日本政府(安倍内閣)の安保法制(戦争法)、沖縄県民の民意を無視した辺野古新基地建設等の動きは、戦前の治安維持法下での民衆運動への弾圧、日中戦争から太平洋戦争につながる時代背景に酷似しており、あらためて近代沖縄の民衆運動を学び、その教訓をくみとることが大事ではないかということからです。それと、1879年(明治12年)の明治政府による琉球処分(琉球併合)以降、現代までの沖縄の歴史において、大正末期から昭和初期のかけてのソテツ地獄といわれた時代、さらには治安維持法下での民衆運動弾圧の時代に、沖縄県民がどうたたかってきたのかについての記述が、明治時代の自由民権運動や沖縄戦、米軍支配下の時代の記述に比べて、歴史書にも記述が少なく、また多くが語られていないという現状から、本書をこの時宜に監修・発行することにしました。」
 なお、本書は全国的流通ルートにのっていませんので、ご希望の方は大城氏まで連絡下さい。
大城辰彦  電話 098-858-0758 携帯 090-6864-0365
Eメール k-oshiro@me.au-hikari.ne.jp