編集委員のごあいさつ 「一語一笑」



 日本の債務残高はGDP比230%、財政健全度は世界188か国中最下位。コロナ禍経済対策として前年度の2.4倍90兆円国債発行し悪化は加速。懸念されるハイパーインフレは、高層ビル屋上で火事で焼け死ぬか、ビルから飛び降りるかの違い(藤巻健史)でいずれにしても国民には最悪だという。(ま)

 

 日経平均が高値だそうだ。だが国民の多くは生活苦にあえぐ。株価を上げるために従業員の首切り、賃下げを求める投資ファンド。国と日銀は百兆円もの公金を株式市場に投入して大株主支援。マスコミも株高を礼賛。国民の大半は騙され搾取され、世の中は悪くなるばかり。(M)

 

 オンラインで仕事、会議、英語学習、フィットネス、買い物、読書、飲み会…、集会や署名も…いまやオンラインで何でもできる?「オンライン脱毛」の広告、えッ、どういうこと??よく読むと結局セルフ脱毛だ!名ばかりオンライン。(こ)

 

 〽今は山中、今は浜、今は鉄橋渡るぞと…歌のモデルといわれる御殿場線で国府津→御殿場→沼津と汽車の旅を楽しんだ。沿線には忘却の彼方に封印されていた原風景があった。〽見とれてそれと知らぬ間に…思い出したのが鉄道研究家の曽田英夫さん(大東京火災出身)のこと。次号から同氏の「てつどう歴史散歩」連載に連結。(B)

 

 コロナ禍の中で、一人親家庭の生活が逼迫している。聴覚障害がある中学生の長女と求職中の 父親の2人暮らしの家庭の食費は一日3食で計700~800円が目安、長期保存できない葉物野菜は買えず、肉は値引きの豚肉ばかり。長女は「焼肉が食べたいなぁ」と、牛肉をねだる時もあるが、「無理だなぁ」というほかはない。いま各紙に連日、このような記事が載っている。(か)

 

 コロナ禍によるリモートワークのため今年の人権啓発研修は指定サイトのテキストを閲覧する自己学習。新たにハラスメントや差別に関する項目が追加されたので読むだけでグッタリ。 身体的慣用句も差別にあたるとして使用禁止項目に。 神経質な「言葉狩り」に辟易した。 (雪)

 

 時々、家族ぐるみで山歩きしていた宇都宮の友人。やっと墓参りが出来た。リタイア後に夫婦で百名山を完登、まもなくご主人が病に倒れた。また一緒に山歩きをの約束は果たせないまま。大好きな山の形と「岳」の字が線彫りされた墓石、正面遠くに男体山が。(も)

 

 コロナ感染拡大の中でのある関西圏の大学教授の話「関西人がもつ反東京感情は根深いものです。関西人にとって当たり前すぎて意識できていません。理性でなく感情で動くのは人間の性ですので、関東中心のメディアの伝え方にも問題ありです」(O)

 

 4才になる妹の孫は車や電車が大好きな男の子だ。先日は地下鉄に乗りたいと言い出して大手町まで行ったらしい。そして電車を降りて地上に出た途端、ママに「ここアメリカ?」と聞いたそうだ。幼稚園児のアメリカ感は高層ビルと車なのかと妙に納得。(百)

 

  発送や検品含めて500億円かかったアベノマスク、突然の春先の全国一斉休校。大切な税金を無駄に使い、子供たちを混乱させてゴメンナサイって謝ってほしい。「桜を見る会」の前夜祭会費でウソをついていてゴメンナサイって謝ってほしい。(京)

 

 

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