政府にとって「並み」とは?  

  

  外国人労働者の給与を、総理は「日本人並み」と言った。

 「並みとは、同じということか?」と野党は問い質さなかった。仮に追及されたらば、こう答えていただろう。

 「並みでごじゃます、並み。ですかあ、ま、平均的な日本人が、昼ごはんを食べようと食堂に入りますね。で、まあ、並み、と注文すう。その上において、と、同時にですね。ほとんどの日本人であえば、大盛りつゆだく、と頼むであお?としても、ですね。ま、並みでいいか。並みにしとこう、と、こえはですね、決して貧しいかあ、ということではなく、ですね。ダイエットのため、とか、さまざまな理由において、オ?ダ?さえうゆ、であお?、という意味においての、並み。で、ま、ごじゃます」
  沖縄返還で政府がやたらと使った言葉「本土並み」。
以来沖縄が本土と同じではない状態が続いていようとも、「本土なら、当然負担はしないであろう」基地を押し付けまくって「本土並み」と言って恥じようとしない政府の「並み」という言葉の解釈。
  ついでに隣で口を曲げて笑っている財務大臣に、牛丼の並みっていくらか知ってるか聞いてみぃ。
 「だいたい?二、三千円ってことじゃね?の?」
  とてもとても、こいつらの人権感覚、金銭感覚じゃ、人も寄り付かぬ日本列島と成り果てん。