損保女子社員のつぶやき


会社、会社、カイシャ…

                          天野 ともよ

三十年近くも勤めてきて、体の具合が悪くて休んだことってどのくらいあったろうか。
 丈夫に産んでくれた親に感謝の気持ちでいっぱいだ。手首の骨折の時も運よく三日くらいしか休まずに済んだ。職場の理解を得てリハビリにはしっかり通わせてもらったので遅刻は散々させていただき、本当にありがたいことでした。
 社会人として体調管理は当たり前のことかと思ってきたけど、時々びっくりすることがある。例えば金曜日にあらかじめ予定していた休暇を取って月曜日には体調が悪いので休ませてくださいと連絡がくる。火曜日には来るだろうと思ったらまだ具合が悪いのでとお休み。職場では「え~!!っ」となる。
 土日何やってんだろうねー、みんなさ、ちょっと具合悪いかもと思ったら少し家で休むとかさ気を付けるじゃんね!
 先輩で健康管理は基本中の基本、風邪をひきかけたらお薬倍飲んでも乗り切るという強者がいらっしゃるが、それを真似ろとはさすがに言わないが、彼女の辞書には「健康管理」とか「体調管理」という言葉はないのかな。
 かたや、パワハラでメンタルぎりぎりのところで休みも取れず働いている人もいる。働き方改革で生産性という言葉を聞く度に、機械じゃないんだけど!!と思う。
 ゆとりを捻出し空いた時間は会社のために勉強してねってどこまで会社、会社なのだろう。会社って何・・・?
  
         今月の一句
  クリスマス残業あれどケーキなし