損保雀士・川井吉太郎の「麻雀日誌」 

九連宝燈の上がり方


 麻雀は「上がり」を目指して手を進めながら、常に「大きく育てる」構想を忘れてはならない。

 11月の「損保のなかま」麻雀大会で役満、それもめったに見られない「九連宝燈」が出た。上がったのはBさん。過去の大会でも、一卓で2度も役満をモノにしたことのあるつわものである。
 配牌は上図。5・6・7の三色目など見向きもせず既に「1万と9万の暗刻がポイント」と「九連宝燈」をイメージしていたという。
 12順目下図のところへ、4万が入った。流石に胸が高まったはずだ。2万打でも7万打でも8万で「九連宝燈」だが、2万打の1・4・7・8万待ちより7万打の2・3・5・8万待ちの方が少しだけ残り牌が多い。というわけでBさんは7万打。フリテン形でないのがうまくできている。最後の最後まで8万以外は見逃す予定だったというが15順目にYさんから8万が出た。
 役満のチャンスは誰にも平等にある。問題はそれをイメージする構想力とやたらポン・チーしない我慢だ。

 


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  詰将棋出題 九段 西村一義

 

  持駒 角銀

  

 【ヒント】竜の活用がポイントです。
  

   

   

 

  詰碁出題  九段 石榑郁郎

 

【黒先】一手目を誤るとセキになり、失敗です。(5分で1級)