保険販売の現場から

              中井義人

保険販売の現場から

              中井義人


 

みんなで渡れば怖くない

 

 中央省庁が障害者を水増しして雇用していた問題があった。
 公務員は頭がいいから、何パーセントとかの法定雇用率にするためには、近視の人、OBの人を入れてでも知恵を出して数字合わせをする。
 ばれたら「認識が甘かった」で言い逃れ出来る。決められたことを率先して守らないといけない国民の見本であるべき公務員なのに、見えないところでは違反なんて見つからないようにすればどこふく風。
 代理店でいえば、団体契約で本来含めてはいけない構成員でない人を含めて契約していたようなことになる。代理店がそのようなことをすればペナルテイーどころか代理店という仕事が出来なくなってしまう。
 官公庁は身内に甘く、外部の庶民には、一字一句でも書き間違えると書類を通してもらえない。 代理店はコンプラでがんじがらめで、金銭面で言えばたとえ10円いや1円でもお客さんから多くもらっても、少なくもらってもいけないというのに「官公庁赤信号でもみんなで渡れば青信号」という感じ。(なかい・よしひと/ベストインシュアランス)