Oさんの「my action report」
(11 ・3~11 ・18)
11月3日
杉並区西荻、田中良区長による「西荻駅周辺再開発NO!」の住民たちが商店街をゆったりパレード。 焼鳥屋「戎」もなくなるぞ。
11月9日
新宿アルタ前、「福島原発事故の子供を被爆から守る第13回新宿デモ」
事故をなかったことにさせない!
11月10日
渋谷デモ「辺野古に新基地は許さない、埋め立てに税金をじゃぶじゃぶ無駄遣いするな!」
午後3時にデモスタート。
11月18日
千葉県幕張メッセ前にて。
メッセで開催されている「武器見本市」(DSEI JAPAN)に抗議する410人。
呼びかけは安保法制に反対するママの会@千葉。
「全国首長九条の会」結成のつどい
ー 参加者250名
11月17日、明治大学で「全国首長九条の会」の結成のつどいが開催されました。
会に賛同され会員になった首長は131人、うち現役は13名です。「規約」「活動方針」「役員の選出」、いづれも満場一致で承認されました。共同代表は7名、事務局長は鹿野文永元宮城県鹿島台町長、事務局次長は上原公子元東京都国立市長、矢野裕元東京都狛江市長です。
東京の会員ー上原公子元国立市長・吉田万三元足立区長・矢野裕元狛江市長・都丸哲也元保谷市長・保坂展人現世田谷区長・邑上守正元武蔵野市長・佐藤和雄元小金井市長・松下玲子現武蔵野市長・関口博元国立市長・川島理史元大島市長・村木英幸現あきる野市長・馬場一彦元東久留米市長、の12名。
埼玉は1名、千葉県は3名、神奈川は1名です。(岡本)
社会の調和と安泰に必要な五常の徳は、「仁・義・礼・智・信」だと儒教が教えている。なかでも重要なのが「仁」と「義」である。それは人間が守るべき道徳で、礼儀上なすべき努めのことである。日本人が大切にしている基本的な価値観でもある。
10月10日、公明党は政権を離脱した。
公明党は連立維持の条件として「靖国神社参拝」「裏金問題の解明」「企業献金問題」の対応を連立維持の条件としていたが、これらに対して自民党から明確な回答がなかったからだとしているが、自民党は「一方的に告げられた」と言っている。
私は、公明党が連立の条件を出したとき、その条件に一瞬「今さら?」という気がした。連立を組んで26年、その間、それらは何度も問題になったはずである。それを容認(?)してきたのに、なぜ、今になってそれを頑なに主張するのかと思ったのだ。だが、それは、民意に押されているからだと好意的に解釈していた。
自民党の党大会で、高市早苗が総裁になり、麻生太郎が副総裁になった。常識的に考えると、新総裁はいの一番に連立を組んできた公明党に挨拶に出向き、その上で「今後、どうしましょうか?」と相談するのが筋であろう。
だが、そうではなかった。高市と麻生が最初に会ったのが、国民民主党代表の玉木雄一郎だったのだ。当然、政権協力の話をしたのだろう。
「仁」と「義」に続くのが「礼」である。これも日本人の基本的な価値観で、日本人はこれらに欠ける人間を徹底的に嫌う。
自民党は、支えてくれた公明党に「仁義」も「礼節」も示さなかった。公明党からすればそれは侮蔑されたことであり、屈辱と怒りを感じたはずである。私だって相手がそういう人間なら、さっさと見切りをつけて縁を切るはずだ。
1973(昭和48)年『仁義なき戦い』という映画があった。シリーズで5作創られ、1999(平成11)年「日本映画遺産200」にも選ばれている。
ヤクザを主人公にしているが、ヤクザ映画でも任侠映画でもない。義理と人情、恩義と裏切り、愛と憎悪、怨念と殺戮を描いた群衆活劇で、戦後日本の暗黒社会を描いていた。
石破首相の退陣から総裁選、新総裁誕生と今までの政局をみていると、権力を握るための打算と工作、陰で暗躍する長老たちばかりが目につく。映画は「仁義なき社会は抗争を生む」といっていたが、自民党内部はまるでこの映画のようである。
かつて、自民党と有権者は、政策より義理と人情でつながっているといわれていた。そのころの自民党には、まだ「仁・義・礼」もあったということだろうが、今はカネがすべてのようだ。「五常」の残るは「智(道理をよく知り、知識が豊富)」と「信(情に厚く真実を告げ約束を守る)」だが、自民党はそれさえも失ってはいないか。