仏蘭西料理のランチの後、サントリー・ホールでのクラリネット協奏曲及び例の小林秀雄の頭で鳴ったト短調40番のモーツアルト・マチネが我が家の結婚45周年記念行事だ。(ま)
千曲川氾濫のニュースでリンゴ農家の従弟に電話見舞い。収穫間近のシナノゴールド落果で畑はまっ黄色とか。水の被害がなかったのは不幸中の幸い、遠くから復興を願うのみ。(京)
FacebookやTwitterが送られてくる。朝、受信トレイにトランプを含め数十通という日もある。迷惑メールを開けると、河野太郎と小池百合子のTwitterがあった。(O)
オリンピックのマラソン会場、札幌に変更。嘘をついて誘致したツケだが、マラソンを夏のオリンピック種目にしていること自体も間違い。日本では駅伝やマラソンは正月の風物詩。(M)
平成元年に導入された消費税は令和元年には10%に。おまけに天皇即位礼の日に台風被災地は大雨の追い打ち。令和もろくでもない時代になりそうだ。(か)
今年も台風で大きな被害が出た。「即位の礼」に160億円以上支出とか。消費税並みの10%を台風災害支援やまた原発被害者援助に振り分けたら16億円。みんな助かると思う。(小)
労組との団体交渉に企業側は弁護士を前面に立てるケースが増え、当事者同士の血が通ったものにならない。そういえば損保が示談代行を始めてかれこれ半世紀近く。(B)
郵送された火災申込書、契約者確認欄はすべて「はい」にチェックをとの指示。なお証券約款送付欄にはすでにWebで閲覧、つまり送付不要に○が。契約者の意志確認、こんなんでいいの?(百)
台風続きで山の会も2か月連続中止。突然の自宅待機でビデオ三昧の運動不足。そこへ健診結果、特定保健指導の案内。指導を受けてリスク回避しなければ。(も)
社会の調和と安泰に必要な五常の徳は、「仁・義・礼・智・信」だと儒教が教えている。なかでも重要なのが「仁」と「義」である。それは人間が守るべき道徳で、礼儀上なすべき努めのことである。日本人が大切にしている基本的な価値観でもある。
10月10日、公明党は政権を離脱した。
公明党は連立維持の条件として「靖国神社参拝」「裏金問題の解明」「企業献金問題」の対応を連立維持の条件としていたが、これらに対して自民党から明確な回答がなかったからだとしているが、自民党は「一方的に告げられた」と言っている。
私は、公明党が連立の条件を出したとき、その条件に一瞬「今さら?」という気がした。連立を組んで26年、その間、それらは何度も問題になったはずである。それを容認(?)してきたのに、なぜ、今になってそれを頑なに主張するのかと思ったのだ。だが、それは、民意に押されているからだと好意的に解釈していた。
自民党の党大会で、高市早苗が総裁になり、麻生太郎が副総裁になった。常識的に考えると、新総裁はいの一番に連立を組んできた公明党に挨拶に出向き、その上で「今後、どうしましょうか?」と相談するのが筋であろう。
だが、そうではなかった。高市と麻生が最初に会ったのが、国民民主党代表の玉木雄一郎だったのだ。当然、政権協力の話をしたのだろう。
「仁」と「義」に続くのが「礼」である。これも日本人の基本的な価値観で、日本人はこれらに欠ける人間を徹底的に嫌う。
自民党は、支えてくれた公明党に「仁義」も「礼節」も示さなかった。公明党からすればそれは侮蔑されたことであり、屈辱と怒りを感じたはずである。私だって相手がそういう人間なら、さっさと見切りをつけて縁を切るはずだ。
1973(昭和48)年『仁義なき戦い』という映画があった。シリーズで5作創られ、1999(平成11)年「日本映画遺産200」にも選ばれている。
ヤクザを主人公にしているが、ヤクザ映画でも任侠映画でもない。義理と人情、恩義と裏切り、愛と憎悪、怨念と殺戮を描いた群衆活劇で、戦後日本の暗黒社会を描いていた。
石破首相の退陣から総裁選、新総裁誕生と今までの政局をみていると、権力を握るための打算と工作、陰で暗躍する長老たちばかりが目につく。映画は「仁義なき社会は抗争を生む」といっていたが、自民党内部はまるでこの映画のようである。
かつて、自民党と有権者は、政策より義理と人情でつながっているといわれていた。そのころの自民党には、まだ「仁・義・礼」もあったということだろうが、今はカネがすべてのようだ。「五常」の残るは「智(道理をよく知り、知識が豊富)」と「信(情に厚く真実を告げ約束を守る)」だが、自民党はそれさえも失ってはいないか。